アンケートのご回答をいただいたみなさま、ありがとうございました。ご回答内容をご報告させていただきます。
◆出産をした年と出産時の就業状況
◆その出産時(入院時)に子育てをしていたのは?(いくつでも)
◆その出産時(入院時)に【主に】子育てをしていたのは?(ひとつだけ)
出産での入院中に「主に子育てをしていたのは夫」が半数を超え、ついで、自分の母親、配偶者の母親、里帰りと続くのですが、いただいたコメントにさまざまな現状がありました。
出産時だけではなく、退院後の産後の生活についてもたくさんのコメントをいただきましたので、ご紹介させていただきます。
※「出産時に子育てを誰がしていたか」の回答ごとにまとめています。赤字は「主に」子育てをしていた方です。
◆出産時に子育てをしていたのは「夫」
■夫の会社には、年に一度、平日五日間の休暇が取れる制度がありました。通常は前もって休む日を決めて申請が必要なのですが、上司に事情を伝えておき、入院することになってから申請して翌日から休暇に入りました。恵まれていたと思います。夫は料理ができないので食事は全てコンビニのお惣菜だったそうです。掃除は全くしてありませんでしたが、そこは目を瞑りました。退院してからは両方の母が交代で手伝いに来てくれましたが、勝手が違うので自分でも動くことになり、出産直後の身体にはこたえました。
夫の職場の理解があったのは良かったですが、家事はほとんど・・・ですね。産後にはご自分も。
■切迫早産で絶対安静だったため何もできなかったので、里帰りもできずすべてを夫に任せました。食事は食材キットかお弁当。掃除はなし。洗濯はたまったらコインランドリー。子供は保育園へ。寝かしつけ、遊びは母が絵本を読む。上の子に何もしてあげられなかった。唯一できたのが絵本の読み聞かせです。
やはり夫の家事はほとんど・・・ですね。上の子の子育てもご自分で。
■上の子は日中は保育園に行っていました。主人には入院中だけ休みを取ってもらい子供の送迎と病院への顔出しをしてもらいました。入院してから、上の子は不安になったようで園でも泣いていたようで午睡明けに迎えに来るよう頼まれました。また、大好きなパパと2人でご飯やお風呂でしたが寝る前には寂しくなり泣いていたようです。
パパが大好きな上の子も、環境の変化に心細くなってしまったのかも知れないですね。
■コロナ禍での出産で、世の中ではテレワークが推進されており不幸中の幸い?、夫がテレワークしながら上の子の送り迎えなど出来たので良かったです。送り迎えと行っても幼稚園バスが自宅前まで来るのでそんなに大変ではなかったとは思いますが、助かりました。
パパが在宅というのは良いことでしたね。
■第2子の出産時は里帰りしなかったので、ひとりでタクシーで産院へ行き出産しました。夫が家で第1子の面倒をみていました。出産後の保育園の迎えは行政のサポート(エンゼルヘルパー)にお願いしました。ヘルパーの方がとても親切でかなり助かりました。
お1人で産院へ。入院中は夫が。産後は行政サポートで。
◆出産時に子育てをしていたのは「夫と自分の両親」
■子どもと夫を2人にするのが心配で母にきてもらった。夫は育休を3ヶ月とり育児も家事も頑張ってくれた。入院中も子どもがさみしがらないように毎日産院に連れてきてくれた。でもやっぱり母がいたことで安心できた。
夫ががんばってくれたということがうれしいですよね。自分の母親の存在が安心感につながったのですね。
■夫が有給を取って上の子(幼稚園にあがる前だった)を見る、大丈夫!と言っていたけれど、年度末が近かったので結局出社することになり、急きょ自分の両親を自宅へ呼び、朝から夕方までシッター代わりに。甘えられる親がいて助かったけれど、両親は相当負担だったと思う。お金を払ってファミサポを呼ぶ考えがお互いにまるで無かった。一人目出産の時に家事育児を全部やり体も心も壊れたので、家事育児分担について話し合えば良かった。でも出来ないことはできない!と開き直れた自分もいました。上の子はマンションのお友達に遊んでもらったりしていましたが、ほぼテレビばっかり見せていた気がします。余裕ありませんが、もっと構ってあげれば良かった。
夫が仕事になってしまいご自分の両親に。上の子とのコミュニケーションというのも大切ですね。
◆出産時に子育てをしていたのは「夫と夫の両親」
■子育てサポートや泊まりで子供を預かってくれるサポートの情報が入りにくかったので、探す余裕もないし、産婦人科や役所、パパママクラスなどでそのような情報がもらえたらよかったと思いました。
行政サポートの情報が必要な人に届くといいですよね。
■ちょうどコロナの流行り始めで退院後に実家に帰れず、実母に自宅に泊まり込みで来てもらうも、どんどん事態が悪化していくのと、それにあわせて入園前の上の子を外に出せず、ストレスがたまり、私の精神状態も悪化して、色々ストレスフルな状態だった。挙げ句手伝いに来てくれている母に当たり散らし、喧嘩して、泊まり込みも1ヶ月持たず解消。その後、義理両親にたまに泊まりで何日か手伝いをお願いしたが、高齢者なのと、基本的に上の子の世話のみしか動かないので、炊事家事風呂の一切を一人で人数分していた。結果、手伝いも断り、ワンオペだった。生後3ヶ月~5ヶ月までが特にしんどかった。生後4ヶ月過ぎの時に、忙しすぎてよろめいた隙に足の小指を骨折し、動けなくなり、最悪な状態に。最終的に主人がリモートワークを選択し、手伝ってもらった。良くも悪くもコロナの影響。
自分のお母さんとはうまくいかず、夫の両親に。家事はご自分で。お怪我までされたことで、夫に頼ることができたことは良かったと思います。
◆出産時に子育てをしていたのは「夫と行政・民間サポートを利用」
■近隣に親族がいないため、入院中は夫が仕事を休みました。産後一ヶ月は、ファミリーサポート、エンゼルヘルパー、食材配達などをフル活用。当時は夫が夜勤の仕事で、午後に買い物や保育園の迎えもできたので、産後一ヶ月はほぼ外出せず過ごすことができて、良かったです。
夫も仕事を休み、行政サポートをうまく利用できたのですね。
■私は母が早くに亡くなったのと、旦那の親は高齢の為親に頼る事はできなかった。市の保育園は産前産後空きがあれば、入れますとあったが、空きが無く、無認可保育園に産前産後1ヶ月ずつ預けました。朝7時半から夜7時まで、旦那の出勤時と帰りに送り迎えをしてもらいました。お金の事もあり産後1ヶ月で辞めてしまいましたが、3ヶ月ぐらい預ければもう少し、余裕が出来たかな?と思います。バタバタ過ぎて2人目の記憶が飛び飛びです。
いつでも安心して行政サポートが受けられるといいですよね。お金とのバランスも考えてしまいますね。
◆出産時に子育てをしていたのは「自分の母親と夫」
■上の子が親の想像以上に頑張っていて、ストレスが頻尿という形で表れてしまった。もっと上の子中心にしてあげればよかった。
出産時、そして産後、上の子のケアがとても大切だと感じます。
■夫が出張で不在がち。予定日の前後は宿泊ありの出張は断ってくれていたが、日帰り出張はあるし、出社すれば帰宅は日付が変わることもしばしばな状況で、いつ産気づくかヒヤヒヤした。
予定日が近づくにつれ1人でいるのは心細いですよね。
■自分の実家で同居なので、しんどいことはあまりなかった。
いいですね。普段からコミュニケーションが取れているご家庭なのではないでしょうか。
■実家とは言え他に妹達もいたので、夜間授乳がしんどかった。夜泣いたらどうしようって不安が大きかった。日中、自分の母に見てもらってまとまって睡眠が取れたのはすごく助かった。
同居のご家族には気を遣ってしまいますね。お母さんを頼ることができて良かったですね。
◆出産時に子育てをしていたのは「夫の母親と夫、行政・民間サポートを利用」
■義理の母なので、ありがたいことが多かったですが、実の母ほど何でも話せないこともあり、良かれと思ってやってくれることや何気ない一言が産後のメンタルに辛かったです。
義理のお母さん、気を遣ってしまいますね。
■入院していて連絡がすぐつかない状況で、上の子が食べさせたことない蕎麦を義両親に食べさされ、寿命が縮んだ。お世話していただいてありがたい…を超えて、子どもの命は自分が守ると決意。気が気ではなく、ゆっくり休めなかった。
義理のご両親に悪気はないのだと分かってはいても、アレルギーなど気になってしまいますね。
■義理の母を産後も頼る予定が入院時のみで疲れがでてしまい、産後はサポートを民間や市に頼みました。
ご高齢だったり体力などご無理をしてはもらえないですね。
■入院中は義母が我が家に来てくれていたのですが、退院後2日で帰ってしまい、だいたい1人で家事、育児をやっていました。辛かったです。上の子が小学生だったので、まあまあ良い子にしてくれていたので、助かりました。
退院後2日間だけではしんどかったですね。
■産後ケア入院を、退院後一週間していました。産後2回とも。2人目のときは関西から千葉まで義理の母親が出産時から産後一か月ぐらい、上の子の世話をしに来てくれていて本当に助かりました。その後も2ヶ月ぐらい、産後ヘルパーさんと産後ドゥーラさんに来てもらいました。
義理のお母さん、ヘルパーさんなどに頼ることができて良かったですね。
◆「里帰り出産」 出産時に子育てをしていたのは「自分の母親と夫」
■里帰りで母が見てくれたので助かりました。
里帰りできて良かったですね。
■頼れる実家があってよかったのと、実母は市民活動はしているがお仕事をバンバンしている年齢でもなく、自由のきく時間が多かったので(高齢ではありますが)頼みやすかったのもありがたかったです。友達には実家がまだまだ忙しくてとても里帰りできない、という人もいるので恵まれた環境で第二子出産できたと思っています。両親に余裕があるため、夫も何かと甘えやすかったのではないかと思います。(夫も上の子のお弁当を作ったり頑張ってくれましたが、あくまでもサブ的でした。)
お母さん、そして夫に頼ることができて良かったですね。
■里帰り出産で助かりました。入院中子供を安心して預けられてありがたかったです。思いがけず入院が数日伸びて母が仕事のため急遽民間の子育てサポートを使用することになりました。すぐにシッターさんが見つかり来てくれた方も質がよくとても助かりましたがそこそこの金額の出費でした。県外だと行政のサポートは使えないので(地区によるようですが)自分の住所じゃないどの地区でも産後サポート使えるようになるとありがたいです。
民間サポートを利用されたんですね。どこでも安心して行政サポートが受けられるといいですよね。
■夫は海外赴任だったため、私の実家へ里帰りで日本で出産。海外に戻るためには、たくさんの予防接種が必要だったため、生後5ヶ月まで日本にいる必要があり、狭い実家マンションのリビング暮らしがつらかった。(自分の部屋がない状態)また、自分の子育てのポリシーと、自分の両親の子育ての軸が違っていたことしんどかった。(私は褒めて育てたいが、両親たちはしつけとして怒って正すなど。)
自宅との環境の違い、ご両親との子育ての軸の違いなどしんどいこともありますね。
◆出産時に子育てをしていたのは「自分と夫、自分の兄弟」
■妊娠中に引越しをすることになり、転院先を探したところ、経産婦は1泊2日で退院する方針の産院が見つかりました。上の子をどこかに預けるかなど、全く決まっていなかったので、入院の短い産院が見つかって良かったです。夫の休日に産気づくという親孝行な子で、お産当日は夫と上の子の二人で過ごしてもらい、翌日はそのまま夫が保育園に送って出勤、私は親子そろってタクシーで昼前に退院しました。
1泊2日で退院。ほとんどお1人でとはすごいです。
■運良く第2子だけは分娩時間が短かったのと、弟がちょうど病院に来てくれたので上の子が一人になる事は無かったので良かった。第3子の出産は助産院で、第4子と第5子は自宅出産だったので、子供達は分娩中ずっと一緒だった。
弟さんがいてくれて良かったですね。助産院、自宅出産という選択肢もありますね。
出産時だけではなく出産後のことについても、たくさんのコメントをいただきありがとうございました。
ここから見えてくることなど、また別途書かせていただこうと思います。
また「家庭内での家事・育児の分担や、仕事と家庭の両立について、疑問に思うことや感じること」についてのコメントもたくさんいただきました。
ありがとうございます。こちらについても追ってご紹介させていただきます。
続きはまた。
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