「SDGsって知ってる?」中2の息子に聞きました。
「知ってるよ。地球がより良くなる17の目標でしょ。」「なんで知ってるの?」「分かんない。知ってて当たり前じゃないの?」
確かにメディアでも、SDGsという言葉やこのカラフルなポスターを見かけるようになってきました。
今の中学生、なんで知ってるか分からないくらい当たり前なのでしょうか?
子どもたちは、学校で勉強をしている真っ最中なわけで、私たち大人も学ばなくてはとつくづく感じます。
SDGs(エスディジーズ)とは、2015年9月の国連サミットで採択された、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)のことを言います。
2016年から2030年の15年間で、持続可能な世界を実現するための17の目標が掲げられました。
17の大きな目標については、上の画像を大きくしてみてみてくださいね。ざっとあげるとこんな感じです。
貧困、飢餓、健康、教育、ジェンダー平等、安全な水とトイレ、エネルギー、働きがいと経済成長、産業と技術革新、不平等、まちづくり、生産と消費、気候変動、海の豊かさ、陸の豊かさ、平和と公平、パートナーシップです。
私たち日本人から見れば、発展途上の国にたくさんの課題があるような印象を受けませんか?
実際に、2020年版のレポートによれば、日本のSDGsランキングは、166カ国中17位です。やはり上位の国に多いのは北欧諸国です。
日本の順位が悪くないと思うか、低いと思うかは人それぞれかも知れませんが、上位国であっても課題はあります。
日本の達成度を評価したグラフというのが、このすぐ上の画像です。
目標ごとに、緑:達成できている、黄色:課題が残っている、オレンジ:重要課題、赤:最大の課題 という色分けがされています。
子どもたちが担うこれからの社会、日本にはどんな課題があるのでしょうか?
緑、達成できていることは、教育、産業と技術革新、平和と公平。
黄色、課題が残っているのは、貧困、健康、安全な水とトイレ、働きがいと経済成長、まちづくり。
オレンジ、重要課題なのは、飢餓、エネルギー、不平等、生産と消費。
そして赤、最大の課題とされているのは、ジェンダー平等、気候変動、海の豊かさ、陸の豊かさ、パートナーシップ。
いかがでしょうか。日本は治安もいいし安全な国で、経済発展もしている先進国ですよね。
ここから見える課題と言えば、気候変動への対応や、海や陸、エネルギーなどの資源、経済成長による自然環境への対応といったような、
小さな島国という地理的環境により生じる課題が多いとは思いませんか?
最大の課題とされている赤の5つのうち、気候変動、海の豊かさ、陸の豊かさの3つについては、2017年からの過去4年間で、オレンジになったり赤になったり、
変動をしているのですが、ずっと赤のままという最大の課題が2つあります。
一つは目標17のパートナーシップです。これは、国際協力、国際的支援なども含め、全ての人がみんなで協力しましょうね。というもの。
そしてもう一つが、目標5のジェンダー平等です。
続きはまた。
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両立キャリアスクール 田頭あやこ